注文住宅の失敗と成功

我が家が注文住宅で一戸建てを購入したのは、かれこれ15年前になります。
休日には住宅展示場に足を運び、いろんな住宅メーカーさんの建物を見学し、説明を受け、悩んだ結果、コスパのよい某住宅メーカーに決めました。
担当建築士さんと休日の度に打ち合わせをしました。
しかし、担当建築士さんが出してくる設計は、何の変哲もない「建売買うんじゃないんだから」といった物ばかりでうんざりしていました。
家の購入を考え始めてから、インターネットや書籍で夫婦二人で調べて理想ができていたので、設計士さんとの温度差に悩むばかりでした。
ちなみに担当設計士さんは10歳くらい年上の世代でした。
そこで夫婦で相談し、私達の住みたいと思う間取り図を、wordを駆使して作成していきました。
あとは建築法上可能なのかどうか、私達はあくまで素人なので、そこは建築士さんにチェックしていただき、話を進めていきました。
しかし新たな問題点も発生しました。
設計士さんのプロとしての意見と、私が「失敗してはいけない」という思いもあって、風水なども気になるようになり、意見の食い違いが多々ありました。
ある程度はプロの設計士さんの経験を踏まえた意見を聞きつつ、自分達の意見をほとんど通してもらいました。
玄関の位置はもちろん、お風呂場とユーティリティの位置は2階の南側という点は断固として変えませんでした。
お蔭様で、よく「家は3度建て替えなければ完璧な家は建てられない」といいますが、今のところ大きな不満はなく、大事なマイホームとなり暮らしています。
お風呂場も、「2階の南側にするなんてもったいない」と言われましたが、開放的でカビ知らずの快適なスペースとなっております。
もちろん、歳と共に生活環境も変わり、いづれ住みにくくなるかもしれませんが、自分達で決める、自由度があるという点が注文住宅のメリットだと思います。
ただ我が家のように、価値観や意見の違う設計士さんが担当になると、時間の無駄になることもあるので、唯一のデメリットであったとも思えます.